Offshore wind

英国ウェスタモスト・ラフ210MW洋上風力発電事業の持分株式譲渡の件

27 March 2018

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丸紅株式会社(以下、丸紅)は、英国にて稼働中のウェスタモスト・ラフ洋上風力発電事業(以下、本事業)の持分株式(25%)を、2018年3月26日にGreen Investment Group(以下、GIG)へ譲渡しました。当該譲渡に伴い、GIG、Macquarie European Infrastructure Fund 5、及びUniversities Superannuation Schemeは、共同で本事業における50%の株式を保有することになります。

本事業は、英国東部ヨークシャー州沖合約8kmに所在する発電容量210MWの洋上風力発電事業です。Siemens Gamesa Renewable Energy社製の6MW ダイレクトドライブ式風力発電機35基を備え、2015年6月に商業運転を開始、以降順調に稼動しています。6MWの大型風力発電機を採用した世界初の商業規模の事業であり、丸紅及びGIGにとって、英国において建設段階の洋上風力発電事業に投資した初の事業です。

GIGは、本事業は英国ひいては全世界的に洋上風力発電市場の革新的な事業であり、本事業の開発、建設及び操業を通じて得られた技術的、財務的な知見は風力発電のパフォーマンスを向上させ、コストの低減をもたらしていると評価しており、今般、丸紅の持分株式を取得することにしました。

丸紅は、今後4~5年で総発電容量に占める再生可能エネルギーの割合を現在の2倍の20%に引き上げることを目指しており、同分野に積極的に取組んでいます。特に洋上風力発電事業に関しては、これまでに本事業等への参画を通じて蓄積した知見を活用し、今後はより主体的な役割を担い洋上風力発電事業に取り組んでいきます。

丸紅とGIGは、洋上風力発電事業に精通した事業者として、お互いを重要なパートナーと位置づけており、今後も協業の機会を検討していきます。

以上